ベトナムのハノイ

ビア・サイゴンとは、ベトナムのサイゴンビール・アルコール飲料総公社(通称:サベコ社、SABECO Saigon Beer Alcohol Beverage)が製造しているビールのブランド名です。

日本でもベトナム料理店などで飲むことが出来ます。

サイゴンビール・アルコール飲料総公社と言うと、普通の日本人にはあまり馴染みのない会社名ではありますが、ベトナムでは最大手のビール会社です。

国内シェアの約30%を占めていて、ビール部門では近年ますます成長の著しい会社となっています。

そのサベコ社ですが、もともとは国が運営する国営企業です。

しかし、2000年代に入ってからは国外のいくつかの企業と協力・戦略パートナーとなる契約を結ぶなど積極的な経営に取り組んできました。

アメリカの有名なビール会社と協力覚書を取り交わしたり、日本のビール会社ともビール以外のアルコール飲料、清涼飲料水部門での戦略パートナーシップの提携を結んでいます。

近年さらに民営化へ向けた動きを見せていましたが、2017年9月には、国が保有しているサベコ社の株が同年の10~11月には売却される見通しが発表され、実際に2017年12月に売却が行われました。

タイの国旗

落札したのはタイの飲料会社大手のタイ・ベバレッジの傘下であるベトナム・ベバレッジです。

現地の企業が取得できる株式の割合には制限があるため、売却されたのはサベコ社の株のうち54%でしたが、ベトナム・ベバレッジがこの54%全てを落札しました。

これでサベコ社にはタイの資本が入ることになり、今後どのような商品展開を行っていくのか、注目がされることになります。

現時点までにおいては、サベコ社のビールの主力商品は

  • 333ビール(「バーバーバービール」、現地の人は「ビア・バーバー」と呼ぶ)
  • スペシャル・サイゴン(モルト100%)

この2つが非常に有名です。

ビール

そして、この2つと並んで有名で、主力商品となっているものが、ビア・サイゴンです。

ビア・サイゴンには2種類があります。緑のラベルの「ラガー」と、赤のラベルの「エクスポート」です。

ラガービールは一般的にベトナムでは人気の高いビールのスタイルですが、ビア・サイゴンのラガーも人気で庶民のためのビールと言えます。

450mlの量で1万2000ドン(約90円)という値段で、現地の人の感覚でもコストパフォーマンスが高いことも人気の秘密です。

アルコール度数は4.3%と低めで、基本的に薄味です。お酒に強い人であれば水感覚で飲めるビールです。

ドライで軽やかなため、スパイシーな料理や油っぽいものに良く合います。

トムヤムクン

ベトナム料理も油で炒めたものやスパイシーな料理が多くあるため、そう考えるとベトナム料理のためのビールとも言えるかもしれません。

赤のラベルの「エクスポート」は「ラガー」のワンランク上のビールです。

こちらはアルコール度数は4.4%とやはり低めです。355mlで1万5000ドン(約110円)程度の値段です。

ドライで軽やかという基本的な部分はそのままに、コクとキレが増した味わいとなっています。

どちらのビールも現地では氷を入れて飲むのが基本的なスタイルとなっています。

カテゴリー: ビール